この記事には…
- 回想モードの仕組み
- 回想モードに必要なパーツ
- 回想モードの作り方
が載っています
今回はティラノスクリプトv4.00以後で導入された公式テンプレートを使って、回想モードを作成します。
ティラノスクリプト公式サイト上のチュートリアルもありますので、そちらを見て作れる方は確認程度にご覧ください。
公式テンプレートのマクロだけをまとめたものはこちら
→ 回想モード用マクロ@公式テンプレート
印刷用PDF、サンプルプロジェクト、動作サンプル(exe)はこちら
→ 【非公式解説書】回想モードセット(ティラノスクリプト) – 七月十六夜のデータ露店 – BOOTH
回想モードとは?
ノベルゲームなどでオマケ機能などにある、特定のシーンを読み返すための機能です。
エンディングを読み返せる場所であることが多いですが、他にもゲーム中の重要シーンや見せ場を読み返すこともできます。
ここではティラノスクリプト公式で書かれている呼び方に合わせて、「回想モード」と呼んでいます。
動作の流れ
回想モードの動作を大雑把に書くと、こんな流れになっています。
シナリオ内に設置されたフラグを開放することで回想モードのボタンが切り替わり、シナリオファイルへジャンプできるようになります。
回想モードからシナリオファイルにジャンプした後は、タグを設置した場所まで進んでから回想モードに戻ってきます。
作成の流れ
回想モードの作成は、以下の順に進めていきます。
- 作成前の準備
- 回想モードの画面作成
- 回想するシナリオを調整する
1.回想モードの準備をする
まず初めに、回想モードを作るときに必要な素材と設定情報の準備をします。
以下のものが必要です。
- 各シーン毎に違うフラグ情報
- 各シーン毎に、フラグが開放された時のボタン用画像
- フラグが開放されていない時のボタン用画像
フラグ名(英文字)
フラグが開放されたかどうかを判定する時に使います。
回想モードから見られるようにしたいシーンを決めて、シーン毎に決めておきましょう。
日本語(漢字・かな・カナ)で設定しても大丈夫です。
数字でも今回は大丈夫ですが、数字で始まる値をスクリプトで設定するとエラーになることが多いの
で注意してください(ラベル、ファイル名など)
別々のシーンでも同じ文字を設定すると、フラグも同じと見なされます。
基本的には一つずつ個別に設定しましょう。
フラグ名:「和室」「石」
フラグ開放時のボタン用画像
言葉の通りです。
セーブデータのように自動でスクリーンショットが表示されたりはしないので、自分で用意する必要があります。
いくつ、どんな順番で並べるのか決めておきましょう。
※bgimage フォルダに保存してください。
※背景画像やスチルも使えますが、動作が遅くなったり画像がなかなか出てこ
なかったりします。縮小保存した画像を別に用意することをお勧めします。
フラグが未開放時のボタン用画像
こちらも言葉の通りです。一つあれば十分です。
tyrano フォルダに含まれているものでも構いませんが、開放された時用のボタンと同じ大きさで表示されます。
縦横の比率が違うと見た目が歪んでしまうので注意してください。
※bgimage フォルダに保存してください。
- フラグ開放時のボタン用画像:washitsu_s.jpg、ishi_s.jpg
- フラグ未開放時のボタン用画像:nodata.jpg
- (サンプル用画像のサイズはいずれも256×144)
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